危機管理📉凄腕やダブスコS安から学ぶ

危機管理のレベル

私は危機管理能力の大切さを勝ち続ける凄腕さん何名かに（発信されてる情報を見て、自分で勝手に読み取って）教わりました。

どういうことか？

例えば、資産50億円を運用してるトレーダーさんが1,000万円を損切りするとします。

これは割合で言うと50万円を運用してるトレーダーさんが1,000円を損切りするのと同じです。

凄腕さん達は中長期トレードでこの金額をこまめに損切りされます。

何ならそれ以下10万円、20万円、100万円、200万円だって日々損切りしてらっしゃいます。

５０万円でトレードしてたとして

1,000円くらいの損切りならまぁ仕方ないかな。それで済んで良かった。

まだ凄腕じゃない人間の感覚

そう思いますよね。資金がそこまでない私達一般庶民はね。

そう考えると、凄腕さん達は、自分の想定が違ったなと判断したら、その割合で言うと

3,000円、1,000円、200円、100円の損切りを中長期でやってるわけです。

この危機管理の感覚凄くないですか？

中長期で、ですよ。

デイトレだとどうなっちゃうんだろ？というレベル。

それも

• わぁ〜1,000万円の損切り😑
• 3,000万円の損切り😱

冷静ながらも肩を落とされてるわけです。

50万円の資金でトレードしてたとして、

• わぁ〜1,000円の損切り😑
• 3,000円の損切り😱

まぁ、何ともないわけじゃないですけど、そこまで落ち込まない自分に気づき、これじゃダメだなと気づいたとき思いました。

もし５０万円で中長期トレードしてても、1,000円や3,000円の損切りで、そこまで私はがっかりはしないかなぁ🤔

むしろ、想定内でほっこりしちゃってるかも。リスク管理甘いかも？！😱

自分のリスクに対する甘さに気づいて大反省しました😑

うさぴよ大反省

デイトレでもそのくらいだったら、そこまでがっかりはしません。

1,000円や3,000円でもう滅茶苦茶がっかりするくらいじゃないとこれは何十億円、何百億円、何千億円トレーダーになるのは難しいぞと思ったわけです🤔

とにかく凄腕さん達の危機管理のレベルは凄いです。

含み損を積み重ねない。さっさと想定と違ったら切る。そういう危機管理能力がしっかりしてる。

だから生き残ってるし、どんどん資産を増やせる。

扱う額が桁違いだから、凄い無茶を一見してそうな錯覚に陥るけど、庶民レベルの額に落とし込んで見ると、むしろ滅茶苦茶リスク取らない凄腕さんが多いです。

凄腕は危機管理綿密

資金は多いけど腕があまりない方は無茶しがち。こういう方は儲けも大きいけど、被弾も大きい。

コツコツドカーンではなく、ドカーンドカーンですね（笑）

凄腕で長らく退場しない方と億トレでも退場する方の違いは

この危機管理能力を伴った腕の差です。

危機管理　リスク＋クライシス

危機管理、危機管理と言いますが、大きく分けると👇

危機が発生する前にするのが「リスクマネジメント」

危機が発生した後に行うのが「クライシスマネジメント」

うさぴよ語録（笑）

リスクマネージメントはもちろん必要ですが、私は明暗をより大きくわけるのはクライシスマネージメントだと考えてます。

それでは

【6619】ダブル・スコープの連続Ｓ安でいつ何ができたか？

見てみましょう。

ダブルスコープに学ぶ

韓国の一部メディアが2022年9月15日木曜日にダブル・スコープの連結子会社、W－SCOPE CHUNGJU PLANT（WCP）の韓国市場への上場に関し、公募価格が想定より2割ほど下振れて6万ウォン程度になりそうだと報道しました。

これがその頃の５分足チャートです。

９月15日ー危機発生

９月15日には上場来高値の3,175円を付けたこともあり利益確定売りをしょうとする人も増え、徐々に下がって来てますよね。上がり過ぎた調整もあったはずです。

韓国の報道の情報を既に掴んでた方もいたでしょうね。

ダブル・スコープは報道を受けて昼休み時間中に「WCPの公募価格等については主幹事証券と交渉継続中のため、現時点において確定しておりません。上場の条件が確定後、開示させていただきます」とコメントを出しました。

• 上場来安値262円（2020/4/6）から上昇を続けてる📈夢のテンバガー（になるはずの）銘柄
• 億トレ大量発生されるはずの銘柄
• 高値楽し過ぎる

大半のホルダーはまだここから酷いことになるとは思ってなかったと思います。

この日、9月15日に付けた年初来高値3,175円に有頂天になり、もっともっと行くと欲張ってた方もいらしたことでしょう。

後場寄りには一旦下げ渋る動きも見られたものの、午後からは再び売りに押されて下げ幅を拡大します。

9月に入ってからだけでも15日の高値までで825円（35.1％）も上昇していた為、短期の利益確定売りもどんどん出やすくなってました。

ここまでは仕方ないと思います。それまでの上昇を考えると。調整もあるはずなので。

• まだまだこのまま行きそう。
• 良い押し目でお買い得なんじゃないか。

そう思ってしまうのも無理はありません。

それでも高値から終値は１９６円も下落してました📉

９月16日ークライシスマネージメント

問題は翌日の９月１６日。

１５日の終値が２，９７９円だったのに１６日の始値は２，７２９円。

更に２５０円も株価は下落してます。ずっとその頃の前の終値と始値を見てください。

前日の終値から、翌日の始値の差が、こんなに、250円も下がってることはないんです。

日付	始値	高値	安値	終値	終値・前日比	始値・前日終値の差
2022/9/8	2,659	2,754	2,627	2,656	＋30	＋33
2022/9/9	2,691	2,902	2,658	2,858	＋202	＋35
2022/9/12	2,946	2,985	2,881	2,919	＋61	＋88
2022/9/13	2,903	2,975	2,865	2,950	＋31	-16
2022/9/14	2,916	3,050	2,893	2,912	-38	-34
2022/9/15	3,120	3,175	2,955	2,979	＋67	+208
2022/9/16	2,729	2,840	2,479	2,479	-500	-250
2022/9/20	1,979	1,979	1,979	1,979	-500	-500
2022/9/21	1,579	1,579	1,579	1,579	-400	-400
2022/9/22	1,469	1,749	1,409	1,550	-29	-110

少なくとも9/16の朝、この-250円、ここで異常事態だと気づかないと。

2022/9/16の株価チャートを見ると10：20頃に一度ストップ安値より１円上の2,480円まで下落📉してます。

午後に向けてまた一旦上昇📈し2,828円まで。

終値はストップ安の2,479円です。

ここまでに逃げるのが、必要だったクライシスマネージメント。

9月16日の朝、寄付で危機が発生したと気付き、その後に行う「クライシスマネジメント」が必要な場面です。

気づいて、何かができる、最後のチャンス。

自分が引き続き上昇するといくら思っていても関係ありません。

他の参加者がどう考えるかが大事です。

うさぴよ語録ー大事だから何度でも（笑）

前日１５日の高値から下げ始めて、韓国での報道がわかった頃から、調整以外の売り圧がやけに強いのが私には見えました。

だから押し目？と見に行ったものの、更に下げるなと私は見たので入りませんでした。
下落してる理由でありそうな韓国の報道もすぐに収拾する内容とは思えませんでした。

しかも、翌日１６日も売り圧がやけに強い傾向は続いてました。

前日15日のトレンド転換に気づけなかった場合、この日気づいて、この一旦の上昇2,828円で逃げておくのが最後のベストな逃げ場所。

下手に一旦上げたからまだ諦めがつかなかったというのもわかりますけど、１６日のうちに逃げられたら、まだ、マシでしたね。

チャートはここからはもう下げるとしか示してませんでした。それも酷く下げるとしか。

案の定、１６日Ｓ安で張り付き、そこから連続Ｓ安が９月２２日木曜日に寄り付くまで２日間続きました。

危機管理のレベル甘くない？

ここで本題の冒頭で書いた凄腕さん達の危機管理レベルの感覚を思い出してみてください。

50万円を運用するトレードの1,000円、3,000円でしまったーと肩を落として損切りする感覚です。

１５日の高値から終値は１９６円下落してました。

１００株でも、１９，６００円のマイナスです。

１６日の朝は、前日終値から２５０円更に下落してたわけです。

１００株でも、２５，０００円のマイナスです。

1,000円、3,000円で当然のように損切る感覚を持たなければならないんでしたよね？

何万円を許容しちゃってるわけ？危機管理甘いですよね。

危機と認識する場面

1,000円、3,000円で当然のように損切る感覚を持っていたら、確実に危機と認識してます。

底かもしれない？と思うならチャート確認。

底どころかもっと下がると見て取れました。わからないなら、観察+研究が必要です。

チャートは予測ではなく、事実の羅列なので、嘘をつきません。

危機を認識できたら、あとはベストな逃げ場を探します。

探してチャート見られたらベスト2,828円で逃げられてます。

それが無理でも少なくともその辺りで。

50万円資金とすると１００株買えてるので、前日終値から25,000円下がってる始値を

およっ？やばっ😱と思えるかどうかが鍵。

思い出してください。凄腕は割合で言うと1,000円、3,000円で損切りします。

100円、200円でも損切りします。

マイナス25,000円でやばっと思わない危機管理能力は、甘くないですか？というお話です。

あの状況で、あの情報で、あのチャートで、

欲ボケてチャーンスと買い向かったり、ナンピンした方は特に

自分の危機管理のレベルちゃんと厳しく出来てるか？

考えてみてください。

見直しが必要かもしれません。

危機管理レベルチェック大事

私が被弾してた頃は滅茶苦茶甘かったです（笑）だから大反省して直しました👍

前にも書きましたが、

このダブル・スコープのような扇動してる大口がいたり、大量資金を使える機関も関わって来てるような銘柄の場合、彼らが燃料となり、

上昇も下落も加速し、勢いがつきやすいです。

煽り屋さんや大口参加あるある

危機管理は他の平和に売買されてる銘柄よりも厳し目で丁度良いくらいです。

被弾を最小限に食い止める

私が「勝ち続けられるもんなんだ」ということを（見てて勝手に（笑））教わった数名の凄腕さん達は誰もこのダブル・スコープの暴落で被弾されてません。（御本人が隠されてたら私にはわかりませんが（笑））

私と同じで、数々の被弾の経験からちゃんと逃げられたか、近寄ってないのでしょう。

今後の為に、被弾から学び、できることがあるとしたら

• 日頃からのモニタリングー必ず現状を確認し目を離さない気を抜かない
• 危機を想定したリハーサルーどこまで下がったら切るか事前に想定しておく
• 情報収集ー企業はもちろん今回の場合は韓国語の情報も確認
• 事実関係の確認ー動きがあったら何故か？すぐ調べる
• 迅速な対応ー置かれた状況で最善の判断をしクライシスマネージメントを実行
• 再発防止ーどこで危機を見つけられたか？どこで逃げられたか？ポイントを再確認しておく

特に被弾規模を見誤った場合は、そこから反省して学べる物凄いチャンスです。

冷静になってからでもぜんぜん👌なので、被弾したら必ず痛みを学びを活かしましょ👍

泣いて落ち込んで、時間も労力も、いくらでも無駄に浪費できます。

でも、

どん底📉にいたら、あとは上る📈だけ

痛みを活かし底からどれだけ高く跳ね上がるかは自分次第

うさぴよ語録

素直さ大事

• 長期保有だから持ったままで別に良い。
• まだ買値より上だから持ったままで構わない。

そう思ってる方もいらっしゃると思います。

そこはちょっと考えてみて下さい。

2,828円で逃げられてたら連続Ｓ安から寄ってからの高値1,749円で買い直しても１００株だけでも107,900円お得に買い直せるわけです。

ちゃんと利確して、下がってから買い直したら、もっともっと儲かるかもしれません。

危機を自分にとっては危機ではないと思うのは自由ですが、そこ意地を張るの勿体ないです。

思い込み、頑なさ、頑固さは有能なトレーダーでいたいなら、ただ邪魔なだけ。

腕を上げ続けるトレーダーでいる為には、ちゃんと反省して学び続ける為にも、素直さ大事です👍

うさぴよ語録

ちなみに、2023/4/4現在【6619】ダブルスコープの終値は1,287円です。

暴落の後も2,000円くらいまでは上昇📈してたので、下げ止まってから買い直しても儲けられました。

でも、一旦暴落した銘柄が復活するのは、なかなか難しいです。

何かきっかけがああれば、また動き出す📈可能性もありますが。

心あたりある方は、自分の危機管理のレベル見直してみてくださいね。

ではでは今日はこの辺で。

またね😉