今回は、AI半導体で躍進を続けるNVIDIAについてです。
NVIDIAとは、コンピューティングとネットワーキング、及びGPU分野のソリューションを開発・提供する企業です。AI・HPC・アクセラレーテッドコンピューティング向けデータセンタープラットフォームとシステムや、ゲーム・PC向けGPU、ゲームストリーミングサービス、3Dアプリケーション用ソフトウェア等を手掛けてます。アメリカ・デラウェア州籍。
株探より
世界の難題に取り組み、人工知能コンピューティングで世界をリードする企業。
NVIDIA は GPU を発明し、AI、HPC、ゲーミング、クリエイティブ デザイン、自動運転車、ロボティクスの進歩を推進します。
さらっと何が凄いか?上手にまとめてあるNVIDIAのWebsiteの【会社概要】👇
https://www.nvidia.com/ja-jp/about-nvidia/ai-computing/
ひたすら格好良い😍(笑)
NVIDIAのWebsiteより
NVIDIAの凄さはCEOご自身を初め、多くの方が語りまくって来てますし、あんまり書くと煽りにもなりかねないので、詳しくは他の方に任せます(笑)
ただ、控えめに言っても、とにかく凄い企業です。凄さのほんのいくつかを👇
- 世界のスーパーコンピューターのランキング、トップ500台の7割がNVIDIAのGPUを使用。
- 人工知能アルゴリズムの訓練関連・ディープラーニングの市場をほぼ100%支配。
- トヨタ、フォード、ボルボ、メルセデス・ベンツ、アウディ、テスラと自動運転システムの分野で提携。
- Xbox、Playstation、NintendoSwitch、全てNVIDIAと提携して製作。
- 建設機械最大手、コマツと協業。建機にエヌビディアのGPUを搭載し、建機の周りにいる人や機械を即時に検知。1年で300人近い死者が出るという建設業界での事故の防止を目指す。将来的には、機器の自動制御や仮想シミュレーションにも利用。
ね、凄いでしょ😉これからも凄そうでしょ?(笑)
そして、最近のチャートを見て思ったことを。
先ずは日足から。
【NVDA】日足
これ見てどう思います?私の一目見た感想は、
「滅茶苦茶スイング向きやーん😍」でした(笑)
だって、最近の値動き、物凄いレンジですよね。同じような幅を上下行ったり、来たり。
390ドルー480~500ドルを3往復半目ですね今。
でもね、他の時間軸も見てみましょう。
【NVDA】月足
2015年8月までは高くても5ドルの銘柄だったのですよ。5ドルよ5ドル!私はヨコヨコ3ドルとか5ドルだったの覚えてるのよ悔しいことに(笑)
しかもNVIDIA製品すごーっと思ってわざわざ自分のPC買うときはNVIDIAのグラフィックカード注文して組み込んでたのですよ。私のバカバカバカ(笑)
自分でお金貯めて働きながら学費稼いで勉強してた貧乏学生だったのでね。株に興味はあって見てたけど、株を自分で買うなんてあり得なかったのよね。残念過ぎる。
今の100分の1です(笑)
2023年の初め100ドルに一旦下落した所からでも5倍ですね。
【NVDA】週足
週足で見ると明らかに2022年年末からトレンドは下落から上昇に転換してますね。出来高はコンスタントにあります。
【NVDA】15分足
11/23/2022(木)に突然下落してるのは決算後の反応。
11/22/2022(水)【NVDA】エヌビディアが大引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回りました。
注目のデータセンター部門も予想を上回る売上高を計上。また、第4四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る売上高見通しを示してます。
株探より
【NVDA】5分足
明らかな超絶好決算、またもや最高益。なのに決算発表後、どどーっと見事に売られましたね📉
どう見ても、決算は間違いなく超絶好決算です。
3Q増収増益
売上高3.1倍、181億ドル
営業益17倍、104億ドル
だけど、株価はマイナス圏で推移。投資家の事前の期待がコンセンサス予想よりもかなり高い位置にあったことから、今回のデータセンター145億ドル、ゲーム28億ドルの売上高は市場の高い期待を十分に満たせずだったのでしょう👈好決算にこの反応。
3Q決算後の市場の反応
どれだけ期待してたんよって話ですが(笑)期待莫大過ぎた模様。
でも、10連騰したり、最高値付けた後ですし、下落がこれだけで済んでると見ることもできます。
しかも、アナリストは強気の姿勢を崩していません。対中輸出規制変更の影響は心配なものの、幅広い需要と新製品の投入でまだまだ行けると楽観的な見方も多いようです。
NVIDIAの本質は、実は半導体にはないと見る向きもあります。
半導体と言うハードにソフトウェアも併せて提供することで、AI分析などに必要な技術を「パッケージ」で提供しようとしていると言うのです。
その証拠にファンCEOは「アプリケーションの能力は75%がソフトウエアによるものだ」と述べており、社員の約半数はソフトウエア開発者。ソフトウェアに力を入れているのがわかります。
今やNVIDIAはただの「半導体メーカー」ではなくなって来ており、それが自動運転の分野に顕著に表れてます。
単なる半導体メーカーではなく、AI時代のプラットフォーマーの地位を狙っているのがNVIDIA。
NVIDIAの勢いは今後も収まる様子は、今の所見られません。
直近では、対中輸出規制変更の影響や自社工場を持たないファブレス企業であり、生産を台湾のTSMCに委託していることから、地政学リスクなどは懸念されます。
TSMCが工場として使えなくなり、製品を作れなくなったら、何も作れませんからね。抜け目ない優秀な企業NVIDIAのことなので、対策は考えてるような気もしますが、どうでしょう。
NVIDIAが抱えるリスク
「独自路線をますます進める」と共同創業者でCEOのジェンスン・ファン氏は発言してます。
アナリスト予測を上回り、何度も過去最高売上を更新し続けているNVIDIA。
今回の2023年8~10月期決算は、純利益が前年同期比約14倍の92億4,300万ドル(約1兆3,800億円)。売上高は約3倍の181億2000万ドル(約2兆7,000億円)。ともに過去最高でした。
NVIDIAー3Q決算
NVIDIAの決算を受けての日本市場の反応はまちまちでした。
NVIDIAが製造するGPU向けの半導体テスターで圧倒的シェアを誇る【6857】アドバンテストはその影響を最も受けやすいです。
生成AI市場の拡大で今後恩恵を享受するとみられる【6146】ディスコなど、比較的数が少ない後工程メーカーへの注目度も高い。
NVIDIA、影響を受ける日本企業、今後も行く末を見守りたいと思います。
株価5ドルの頃から気に入ってPCで使っていたNVIDIA。イメージ画像は、その頃からもし株を持ち続けていたら小躍りして浮かれていたであろう私🤣もちろん持ってない(笑)
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