クロージングオークションの導入😊

２０２４年１１月５日(火)から始まりました東証立会時間の３０分延長。だらだらするだけ、何も良いことがないとまったく要らない派が多いみたいですが（笑）

他にも売買ルールが変わりました。

今回は変更の一つ、なんだなんだ？と不思議に思ってる方も多い【クロージングオークション】についてです。

クロージングオークションとは？

大引け１５時３０分になる前の５分前、１５時２５分から相場が止まることに気付いている方も多いと思います。

そう実際のザラバは、１５時２５分で終わってしまうんです。

１５時２５分からは朝の寄り付き前と同じ。注文のみを受け付けて、約定させません。

なので、１５時25分になると、板の株価で寄っている所に【前】という文字が付きます。

これこれ👇

１５時３０分に、板寄せが行われ、実際の大引けの終値が決まります。

これが、クロージングオークション、東証・名証・福証・札証の各取引所に導入されました。

5分間のプレ・クロージング中、新規注文のほか、既存注文の訂正や取消が可能です。

寄ってる株価を見ながら、では、自分はこの株価にしようと発注をしたり、訂正や取消ができるようになりました。

何故こんなことをするのか？

なんでこんなことを？と思うかもしれませんが、時代の流れでしょうね。

最近は1000分の1秒単位で注文を出せる高速取り引き（High Frequency Trading、HFT）を使った投資ファンドなどが、取引終了時間の間際に大量の注文を出すことが多くなっています。

コンピューターがやることなので、人間の目には、とんでもない値動きに見えます。

大引け間際に株価が飛んだり、雪崩が起こったり、見たことありませんか？

私はあります（笑）恐ろしい数の注文が大引け前の数秒に入って、とんでもなく株価が飛ぶとびっくりします。

大引け💣爆弾などもそうですね。大引け３分前に何十万株売られたりするとその後PTS夜間取引や翌日から余裕でストップ安になったりします。

こういったとんでもない値動きを人間トレーダーはどうすることもできないので、そこを何とかしようとしたのが、このクロージングオークションと見られています。

大量の注文が集中すると株価は短時間で大きく変動し、価格を指定せず市場価格で売買する「成行注文」を出すと、思っていたより高い価格で買ったり、思っていたより安い価格で売らざるを得なかったりすることが今まではありました。

取り引きの透明性を高めようと「クロージング・オークション」の導入したそうです。

利点

取引終了の5分前から売買を成立させず、売り注文と買い注文を受け付けます。

この方法だと他の投資家の注文を見ることができるので、注文の取り消しや出し直しも可能で、東証としては冷静に検討する時間を確保し、多様な投資家を呼び込みたいとしているそうです。

今までの大引け💣爆弾は避けるのが難しく、あっと思った時には巻き込まれ、その後ストップ安となり、売りたくても売れないなんてことが、ありました。

この方法だと、とんでもない株価になったら、注文を取り消して逃げることができるわけです。

大口トレーダーの引け💣爆弾を食らわずに済むのは大きいです。

逆にそんなに欲しがってる人がいるなら、自分も乗っておこう～なんてこともできます。

大引け前に売買するスイングトレーダーにも良いと思います。

今までみたいに大引けにかけて上昇するのか？下落するのか？わからず一か八かで注文を出すより、他のトレーダーの様子を見られますからね。

不確実性を減らせる制度変更は私は大歓迎です。

あの大引け前の株価の大きな変動のドキドキ💓も好きでしたけどね（笑）